介護業界での起業における失敗例

介護業界での起業が非常に増加しています。また個人だけではなく、有名企業や大手企業でも介護業界への新規参入は盛んに行われており、多くの注目を集めていることが伺えます。確かに介護業界での起業には大きなメリットがあるのですが、しかし起業したからといって必ずしも成功するわけではありません。

それでは失敗する例にはどのようなものがあるのでしょうか。失敗例は数多くありますが、その原因として大きく3つ挙げることが出来ます。まず1つ目は介護士の採用の失敗です。介護業界では人材不足が深刻な問題となっており、人材の確保が非常に難しくなっています。採用できたとしてもすぐに辞めていく人が多く、定着させるのが難しいと言えます。利益追求も大切ですが、従業員への配慮も忘れてはなりません。

2つ目は利用者獲得の失敗です。高齢化が進み、介護を必要としている人が多いのは事実です。しかし事業を展開する場所を間違えてしまっては利用者の獲得に失敗します。よくある誤解として、介護は需要が高いからとりあえず起業すれば成功する、というものがありますが、十分な市場分析なしには成功することは出来ません。この点に関しては他の業界でのビジネスと同じように分析が重要となるので手を抜くと失敗してしまいます。

3つ目は資金不足です。大手企業の場合にこの失敗をすることは珍しいと言えますが、個人起業家においてはよくある失敗例です。確かに介護業界では少額から始めることが出来ますが、継続的に資金を確保できなければ、事業の存続は難しくなるでしょう。